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心神 (航空機) : ミニ英和和英辞書
心神 (航空機)[しんしん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こころ, しん]
 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow 
心神 : [しんしん]
 (n) mind
: [かみ]
 【名詞】 1. god 
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

心神 (航空機) ( リダイレクト:X-2 (航空機・日本) ) : ウィキペディア日本語版
X-2 (航空機・日本)[き, はた]

X-2は、日本防衛装備庁(旧・防衛省技術研究本部)が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の。「X-2」という型式は1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)に技術研究本部で実験に供されたサーブ・サフィール91Bを使用した高揚力研究機「X1G」に続くものである〔防衛装備庁、国産ステルス機を初公開=次期戦闘機開発技術 時事通信 2016年1月28日〕〔STOL(短距離離着陸)およびVTOL(垂直離着陸)研究に使われた実験機 各務原市〕。
2016年1月28日に型式が発表されるまでは、先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X) が正式な呼称であった〔先進技術実証機の初飛行等について 防衛装備庁 2016年(平成28年)1月28日〕〔「先進技術実証機」を公開 愛知・豊山町 産経ニュース 2016年1月28日〕。またプロジェクト初期には部内で富士山を意味する〔国産ステルス機2月離陸 独創究めた「消える機体」 日本経済新聞 2016年2月8日〕「心神(しんしん)」と呼ばれていたが、型式発表時点で心神という名称は使用されていない。一方、一部メディアでは依然として心神という通称が使われている〔米軍「第5世代」を上回る「心神」! 「軍事情勢」野口裕之記者特別レポート「先端技術を集めた兵器は美しい」 産経ニュース 2016年1月28日〕。
== 概要 ==
将来の国産戦闘機に適用できる先進的な要素技術を実証するために開発されるステルス研究機である。X-2はアメリカXプレーンと同様の実験機であり、ステルス技術の研究・開発を通じてノウハウを蓄積することを目的としている。その性格上、平均的な現世代の戦闘機と比べて機体は大幅に小型〔それでもF-20タイガーシャークIDF経国号JAS 39 グリペンA/Cといった第4世代の軽戦闘機と同程度で、T-4等の純粋なジェット練習機よりは大きい〕で、運用寿命も数百時間と短い〔丸 2014年5月号〕。また、エンジン1基あたりの推力も現代の作戦機用途としては小さく、機体にも武器の搭載能力はない。本機および今回のプロジェクトで得た技術を元にして2030年代にステルス戦闘機を国産実用化する可能性はあるが、それはまた別のプロジェクトになり、X-2自体が制式採用され、量産・武装・実戦配備されるといったことははない〔飛べ!ステルス戦闘機 2/3 時事ドットコム〕〔飛べ!ステルス戦闘機 3/3 時事ドットコム〕。
防衛省は「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」において、コンセプトモデルとして第5世代ジェット戦闘機のさらに次世代となるi3 FIGHTERを提唱し、F-2戦闘機の後継に国産戦闘機を用いることを選択肢の一つとしている。防衛省は、将来の国産戦闘機を実現するにあたり先進軍事技術を研究開発する必要性があると提言しており〔「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」について 防衛省 2010年8月25日〕〔将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン~将来の戦闘機に必要な技術~ 防衛省技術研究本部〕、本機の開発はその研究開発の一部の要素技術を実証する役割を担う。平成27年度概算要求では「F-2の退役時期までに、開発を選択肢として考慮できるよう、国内において戦闘機関連技術の蓄積・高度化を図る」としている〔防衛省:我が国の防衛と予算-平成27年度概算要求の概要- - 防衛省(PDF)〕。
本機の開発においては、実物大模型のRCS試験や5分の1縮小サイズ無人モデルの飛行テストの後に、2009年(平成21年)度から実機の開発が、2012年(平成24年)3月28日から愛知県飛島村の三菱重工業・飛島工場で実機の組み立てが開始され、2016年(平成28年)1月28日に実機の報道公開と型式発表が行われた。同年2月11日に初の地上走行試験を行った後に〔国産初のステルス機が走行試験 県営名古屋空港 メ~テレ 2016年2月11日〕、4月に県営名古屋空港から航空自衛隊岐阜基地まで初飛行させ、その後防衛装備庁に引き渡し、2016年度内に飛行試験を行いステルス性や機動性を調べる予定である。
本機の約2年間の試験により、将来の国産戦闘機開発に繋がる先進的な要素技術の妥当性が実証され、その後も国産戦闘機開発に対する政治的・財政的・軍事的・技術的妥当性が認められれば、2018年(平成30年)度頃に政府により国産戦闘機の開発開始が決定され、2030年代の実用化を目指して開発されることになる〔中丸啓(日本維新の会)衆議員安全保障委員会2014年4月3日 1/2 〕〔。また、防衛省は、こうして開発した国産戦闘機を土台に、将来的な国際共同開発につなげたいとの構想もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「X-2 (航空機・日本)」の詳細全文を読む




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